Linuxへのお誘い

主にUbuntu系のLinuxの紹介と評価

Ubuntu12.10ベースになったMacOSX風ディストリ
新しい仕様の 「Pear Utilities」 がとても便利!
「Pear OS 7」は、GNOME Shellのディスクトップ環境

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Pear Linuxは、その都度微妙に名前が変化しています。
今回は「Pear OS 7」ということのようです。サイズは約1GB程度の容量になっています。
ベースはUbuntu12.10で、Linuxカーネルは3.5、 LibreOffice 4.0.1を装備。
「Pear Linux Shell(7.0)」を採用しています。
ソフトは必要頻度の高い基本的なソフト以外は搭載していませんので、
「Pear OS Soft Ware Center」からインストールしてください。
今回は特にディスクトップ周りの使いやすさを意識した作りになっているように思われます。
というのも、デフォルトでディスクトップに「Welcome to Pear OS」というアプリがあったり、
デフォルトのドックに「My Pear」や「Clean My Pear」という設定や
システムクリーナーみたいなアプリがあったりして、
以外にも親切な作りになっているからなんです。

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上の画像が「My Pear」で、
主にディスクトップ周りの設定を一括して行えるようになっています。
起動は画面下のデフォルトドックの「Pear Utilities」から選択します。
Pear Linuxの場合メインメニューみたいな慣れ親しんだものが無いので、
どうやって設定画面を表示できるのかちょっと戸惑うんですが、
これがあれば何とかクリアできそうです。今回も上部に 「Cairo-Dock」 を導入しています。

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同じように、 左の画像が 「Clean My Pear」で、「Pear Utilities」 から選択します。
ユーザークリーンナップとシステムクリーンナップで結構これも重宝します。
なかなか良いアイデアかもしれません。
デフォルトドックは前回の「Pear Linux 6」よりも使いやすくなってはいますが、
やはり 「Cairo-Dock」は必要かと思います。
なお、「Cairo-Dock」にもMac OS Xのテーマがありますのでアイコン等もマッチします。
 
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もうひとつ新しいのが、左の画像の 「Welcom to Pear OS」です。
ディスクトップ周りの使い方を、丁寧に画像を使って説明してくれています。
ここまでは日本語化されていませんが、何とか分かる範囲内だとは思います。
いづれにしてもディスクトップ操作を誰にでも分かるような工夫をしているようです。
かなり特殊な操作の「Pear Linux」 の苦肉の策なのでしょうね。
デフォルトドックのテーマを変更できればいいのですが無理のようです。

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「Synaptic Package Manager」 から、ibus-anthy か
ibus-mozc (両方でもいいですよ) をインストールして、
システム設定の「Langage Support」からの操作で日本語化されると思います。
なお、デフォルトのブラウザはFirefoxの最新版20.0です。

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背景の変更は背景の選択からなのですが、
起動ではデフォルトの壁紙のみが大きく見える状態ですので、
その壁紙をクリックするとその他の壁紙が表示されます。
壁紙はシステムの壁紙とローカルの画像フォルダとカラーから選べます。
今回はローカルの画像フォルダの表示が大きくなってとても選択しやすくなっています。
全体的な動作は、 かなり洗練された機敏な操作感です。
上の画像のようにやはり 「Cairo-Dock」 があると便利に使えると思います。
「Cairo-Dock」 の左端の星マークがメインメニューになります。
やはりこのタイプのメニューは必要かも。

「Pear Linux 7」のダウンロード

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最新安定版が3月13日に待望のリリース!
軽さと安定感がアップして登場したKDE版とGnome版
「OpenSUSE 12.3 KDE Live」は、日本語環境も完璧


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2013年3月13日に、OpenSUSEの最新安定版12.3がリリースされました。
最近は日本でもOpenSUSEの評価も上がってきていますが、今回の安定版では、
いままで以上に日本語環境についての配慮がなされていて、
インストール後のシステムアップデートで日本語環境がほぼ完璧に構築されます。
拍子抜けするくらい何もしなくても日本語化や日本語入力環境まで整ってしまいます。
今までのことを考えるとちょっと驚いてしまいます。
Ubuntu系以外でこんなに日本語に配慮された環境も珍しいと思います。
いや今回はそれ以上か。
今回は 「OpenSUSE 12.3 KDE Live 32bit版」 をインストールしてみました。
サイズは953MBで、ブラウザはFirefox19.0
(最初のシステムアップデートで19.02にアップグレード) で、
ソフト系もほぼ満足のいくものがインストールされていると思います。

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前回のバージョン「OpeSUSE 12.2」では、
結構日本語化には苦労しました。ibus-mozcもインストールできませんでしたが、
今回、「OpenSUSE 12.3」は大幅に改善されて、最初のシステムアップデートでは、
ibus-anthyもibus-mozcもインストールされてしまいます。
もちろん同時に多くの日本語フォントもインストールされます。
後は何もすることはありません。
しいて言えば日本語入力をanthyにするか
mozcにするかをインプットメソッドで設定するくらいでしょうか。
KDE環境ですので、 「KDEシステム環境」 から自由にディスクトップ周りは変更できますし、
多くのウィジェットを追加することもできます。

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動作につての感想はかなり軽い印象です。
「Linux Mint 14 KDE」 よりも軽いかもしれません。また安定性も今までのところ安定しています。
相当大幅に改良されているという印象が強いです。
また、OpenSUSE独特のYaST (コントロールセンター)は
Ubuntu系のソフトウェアの管理よりも使い勝手はとてもいいので重宝します。
パーティションエディタはGpartedが装備されていますし、
パッケージもかなり最新のものが導入されています。
管理人的にはかなりお勧めのディストリビューションです。

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「OpenSUSE 12.3 KDE Live 32bit版」のダウンロード

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Linux MintのKDEバージョンも凄い!
Gnome環境も併せ持った操作感で使いやすさ抜群
「Linux Mint 14 Nadia KDE」の安定感はさすがです。


最近KDEづいている管理人ですが、

今回はLinux Mint 14 Nadia KDEを紹介します。
Mintですので当然日本語環境も整備されていますので、比較的導入しやすいのではと思います。
インストールは以前よりシンプルで条件としては、ハードディスクに6.1GBの空きがあること、
インターネットに繋がっていることの2つです。
如何にもMintっぽいKDEという感じがしてしまいます。
でもさすがに安定感はやはりピカイチだと思います。
インストール時に日本語を選択してすすめることで問題なく日本語でインストールができてしまいます。
「Synapticパッケージマネージャ」や「ソフトウェアの管理」も使えますので
Gnome系の場合とほとんど変わらない感じでソフトのインストールやアンインストールなどを
手軽に行えるのが嬉しいところです。
いつも思うんですが、ソフトウェアの管理は重過ぎます。
Synapticパッケージマネージャで管理するほうがいいと思います。
大半は日本語化されていますが、 基本的にはLanguage-pack-Kde-jaとKde-|10n-ja
のKDE系の日本語パッケージによって日本語化されていますので、
ソフトによっては日本語化されないものもあります。
前にも書きましたが、Synapticパッケージマネージャからgnomeで検索をかけて、
Language-pack-gnome-jaをインストールしておいてください。

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日本語入力の導入方法について書き留めておきます。
●Synapticパッケージマネージャ起動
●ibusで検索→以下をインストール
●ibus
●ibus-table
●ibus-qt4
●ibus-anthyかibus-mozc
●ibus-gtk
●ibus-gtk3
なお、依存関係ソフトも同時にインストールしてください。
再起動後タスクバーにキーボードマークが出ていればOKです。
出ていなければシステムから「ibus」をクリックして起動してください。
なお、 KDEシステム設定からロケールを開いて、 国、 言語の確認をしてください。
言語では日本語を右の優先言語に移動してください。
以上でほぼ日本語環境が揃うと思います。

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KDEのメニューはどうも使いづらいので、
ウィジェットの追加からアプリケーションランチャーメニューを追加したほうが
格段に使いやすくなると思います。
最近はKDEばかり紹介していますが、ディスクトップ周りをかなり自由に変更したり、
壁紙に合わせた配置をデザインしたりと気分で変更できますので
自分のPC環境が構築しやすくなります。

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シンプルなディスクトップがお好きな方もいますが、
楽しいくて面白いディスクトップもまたいいものです。
やはり最新のKDEの動作が以前よりも数段安定してきたこともあり、作業にも十分に使えるディスクトップ環境になっていると思われます。「Netrunner」と比較すると、Mintのほうが幾分機敏なように感じますが、機能的には「Netrunner」のほうが面白いかなぁ。安定感から言えば、Mintの方が一枚うわてっていう気がします。

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「Linux Mint 14 Nadia KDE」のダウンドード 

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