Linuxへのお誘い

主にUbuntu系のLinuxの紹介と評価

Ubuntuをベースとする「LinuxMint」は安定感抜群!
「LinuxMint」の最新版「LinuxMint 14 Nadia」をリリース
「Ubuntu 12.10」ベースの「Cinnamon」デスクトップ

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Linux MintはUbuntuをベースとするLinuxディストリビューションで、
GNOME2の派生版である「MATE」と、
GNOME3の派生版である「Cinnamon」という
2種類のデスクトップ環境を利用できます。
Linux Mint 14は「Ubuntu 12.10」(「Quantal Quetzal」)をベースとし、
5月にリリースされたバージョン13以来、 6ヵ月ぶりのリリースとなります。
管理人的には 「GNOME Shell」 のデスクトップ環境が
とても気に入ってるんですが、
今使っているLinux Mint12以降、
Linux Mintは「GNOME Shell」を採用していませんので、
「Cinnamon」デスクトップ環境のバージョン13は前回はパスしていましたが、
さすがにバージョンが古いとアップデートできないソフトなどもあり、
今回のバージョン14になったこともあり入れなおすことにしました。

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Cinnamonのバージョンは1.6となり、
ファイルマネージャとしてGNOME標準の「Nautilus」ではなく
派生版の「Nemo」を採用しています。
また、自分のワークスペースに名前を付けることができ、
ログアウトや再起動後も設定を保存できるようになっています。
ユーザーは「+」ボタンを押して新しいワークスペースを作成でき、
その内容はワークスペースを削除するまで保存されます。
また、ワークスペース名を利用して
ワークスペースを切り替えることもできます。
エディタ「Gedit」のバージョンも2.3から3にアップデートされており、
検索などの機能が強化されました。

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システム管理用パッケージであるMintSystemでは
「dns-fix」および「xchat-systray」の2つのコマンドが加わっています。
今回インストールしたのは、「ライブCDの部屋」さんから
「linuxmint-14.1-cinnamon-dvd-nocodecs-32bit-jp.iso」
を使わせていただきました。
912MBと一段と軽量化されていて安定感は抜群です。
さすがに動きもサクサクとしていて、
洗練されたデスクトップ環境であることが実感できます。
前々回の「GNOME Shell」は
MacとWindowsを合わせたようなデスクトップ周りですが、
「Cinnamon」デスクトップ環境はどちらかというと
Windowsっぽいデスクトップ周りです。
※「No codecs」エディションは、米国や日本などで配布が制限されている
マルチメディア関連コンポーネントを含まないものとのこと。

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「LinuxMint 14 Nadia」のダウンロード
「ライブCDの部屋」いつもお世話になっているサイト

●管理人のホームページ 「SugarMoon PC サポート札幌」

Ubuntu12.04ベースになった「WattOS R6」
軽快な動作の軽量・省エネディストリビューション
操作に慣れると実に軽快な動作。しかも安定感抜群!

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WattOSは古いPCにインストールして利用することを想定しているため、
デスクトップ環境にはLXDEを採用しています。
省電力を謳っているようですが、
本家Ubuntuより若干消費電力が低い程度とのこと。
軽さを追求してるので、必要最低限のアプリのみしか入ってません。
必要なアプリは逐次追加する必要があります。
操作に慣れると実に軽快で、 現在管理人は2台使用していますが、
非力なマシンにWattOSを使用しています。
多分ほとんどのパソコンでインストール可能だと思います。
Ubuntu 12.04 ベースのディストリビューションですので
インストールの方法も、Ubuntu系と同じです。
全体で約28分程度で完了しました。

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インストール後の動作や、インターネット環境などは
とても安定しています。メニューは、シンプルで
必要最小限のアプリケーションが用意されているのみです。
ブラウザはデフォルトはChromiumです。
Firefoxは後からインストールしました。
動きはとにかく軽やかです。この軽快さ気分は、
まさにEcolinux的な感じです。

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最後に、Ubuntu Tweakを導入しておくと後々とても便利に使えます。
これでアプリケーションの追加やキャシュなどをお掃除ができます。
Ubuntu Tweakの導入方法は、端末から
 >sudo add-apt-repository ppa:tualatrix/ppa
 >sudo apt-get update
 >sudo apt-get install ubuntu-tweak
でインストールされます。
画像ではGoogle Chromeがインストールされていますが、
導入方法はGoogleからChromeをダウンロードします。
ダウンロードした、google-chrome-stable_current_i386.deb を
システムツール→GDebiパッケージインストーラーで開きインストール。
また、Synapticパッケージマネージャからも
必要なアプリをインストールできます。

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「WattOS R6」のダウンロード
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フランス産のMac OSX風Linuxディストリビューション
最大の特徴は軽量化。UIは「GNOME Shell」を採用
「Pear Linux 6 LTS」は「Ubuntu 12.04 LTS」ベース

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 今回の「Pear Linux 6」の最大の特徴は、
822MBまで軽量化しているということにつきます。 
「Pear Linux 5」では1GBでしたし、 「Comice OS 4」では
1.1GBありました。
余計なソフトを大幅に省いていますので、 
その分動きも軽快になっています。
実は、管理人的には「GNOME Shell」が
とても気に入っているんですが、 
今使っているLinux Mint12 以降、
Linux Mintは「GNOME Shell」を採用していませんので、
「GNOME Shell」採用の最後の砦ということで
前から注目していたディストリビューションです。
今まではどうしても動作にもたつきが多く、
安定性に欠ける所が多かったので
採用には不安を感じていましたが、
さすがに軽量化された「Pear Linux 6」は
キビキビと動き、使い心地は抜群です。

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ディスクトップ画像は管理人がかなり変更しています。
デフォルトで、 下に位置するPearドックバーは、 
左から各種ホルダを開くためのFinder、 
アプリを一覧表示するLaunchpad、 Pear Appstore、 
ブラウザマネージャ (ブラウザの選択ツール)、 
firefoxのロゴ、 歯車のマーク (システム設定) が並びますが、
右下に3つだけにしています。
メインドックとして、 Cairo-Dockを導入。
飛躍的に使いやすくなります。
アプリストアから導入できます。

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デフォルトでは
グラフィックス、ゲーム、オフィスソフトは
含まれていないので、
ドックバーの 「Pearアプリストア」か
らインストールする必要があります。
前回のバージョンからの印象は、
やはり軽量化したせいで動作が安定しています。
それとブラウザの選択やアプリストアは
とても使いやすいので、
むしろこの方が使いたいソフトだけインストールすれば
良いのでとても親切だと感じました。
また、「Ubuntu Tweak」が「Pear Linux Tweak」
という形で、システム設定にすでに組み込まれています。
また、 メニューの中の「Social」からは、 
Facebook、 Twitterにリンクされていて
IDとパスワードを入れればすぐに使えるようになっている。
さらにもうひとつ特筆すべきことは、
文字のレンダリングがとても美しいということです。
もしかするとMintよりいいかもです。pear6-05

「Pear Linux 6 LTS」のダウンロード
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