Linux Mintを基本につくられた軽快なバージョン
クラウドアプリを基本にした軽量ディストリビューション
「Peppermint OS 3」はクラウドとローカルの両刀使い!

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Chrome OSが目指すクラウドOSを取り入れて、
ウェブアプリだけというのもどうも心もとない、または物足りない
という方のために、「Peppermint OS 3」は
ウェブアプリ使用を基本としながらもアプリのローカルインストールにも対応している
Linuxディストリビューションです。
Linux Mintをベースに作られているのですが、
高速起動とウェブアプリ稼働のChromeOSを見据えたデザインとなっています。
インターフェースはLXDEで、デフォルトブラウザはChromium。
DropboxなどやGoogle系のGmail、Google Reader、
Google Calenderなどにリンクされています。
オフィス系ではGoogle Web Office にリンクされています。
またグラフィックス系では、
PixlrやPixlr-o-maticなどの画像編集系のWebアプリにもリンクされています。
OSのインストール自体はUbuntuやLinux Mintと同じですが、
使い勝手は軽快です。まあ Linux Mintの軽量で軽快なバージョンってところでしょうか。
名前の「peppermint」がちょっと洒落ています。

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日本語化は独自にやろうと思い本家からダウンロードしてみたところ
問題なくインストールが完了です。
インストール時点で日本語を選択すると、ディスクトップ周りは日本語化されますが、
日本語入力はこのままではできません。
システムの中に「ソフトウェアの管理」と「Synapticパッケージマネージャー」
も入っていますので、ここから 「ibus-mozc」 をインストールすると
日本語入力ができるようになります。
後は日本語Fontを適便にインストールしてください。
上の画像はGWoffice (Google Web Office) を起動したところです。

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インストールはコーデックやアップデートも同時に行うにチェックを入れて
約40分弱程度でしょうか。
再起動するとアップデートマネージャーがアップデートを催促します。
こう見てみるとあえてクラウドコンピューティングにこだわった
ディストリビューションというわけでもないようです。
Ubuntu系で軽量、クラウドもできる的な感じに思えるのですが。
でもクラウドといえども機械なわけで、いつ壊れるともわからないし、
ファーストサーバー社的なこともあり得るので、
何かあった時に慌てふためくのは自分なわけですから
両刀遣いが便利なのかもしれないですね。
このスタイルも有りかもしれません。
上の画像は画像編集 Webアプリ 「Pixlr」 を起動したことろです。
ちなみに 「Pixlr-o-matic」 はレトロ調のエフェクトをかけるアプリですので
あまり用途はないかもしれません。

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先ほども書きましたが「ソフトウェアの管理」と
「Synapticパッケージマネージャー」も入っていますので、
ソフトは好みによってインストールしてください。
システム系はある程度完備されていますのでそう問題は有りません。
使ってみた印象ですが
どちらかというとクラウドOSをイメージしがちですが、
軽量化の手段としてウェブアプリ使用を導入したようにも思われます。
それはそれで良いのですが、インターフェイス的にもLXDEそのままで
特段変わったところも有りません。
まさにLinux Mintの軽量で軽快なバージョン。

「Peppermint OS 3」のダウンロード

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