Linuxへのお誘い

主にUbuntu系のLinuxの紹介と評価

Linuxでフリーで使えるドロー系の定番ソフトと言えば
もちろん「Inkscape」です。
非常に多機能ですので覚えるのが難しいのですが
管理人の独自な視点からの曖昧チュートリアルです。

デタラメ「Inkscape」 その④

Freeのドローソフトの定番といえばInkscape(インクスケープ)。
有料で高額なソフトIllustrator、CorelDrawと同種の機能を持つ、
W3C標準のSVGファイル形式を使用したオープンソース・ベクターグラフィックエディタです。
機能的にはほとんど見劣りしません。

さて今日は
「ビットマップトレース」について

今日はパスツールの中でも
特に素晴らしい機能を持ったビットマップトレースについて
見ていきたいと思います。
今回は見本としてお正月の門松イラストのJPEG画像で
試してみたいと思います。

pass01
上の画像の左の画像が門松イラストのJPEG画像です。
元があまり大きくないので、拡大するとボソボソになります。
上のパネルからパス→ビットマップにトレースを選択
下にある「ビットマップにトレース窓」が開きます。
大きく分けて「単一スキャン」と「多重スキャン」があり
パス化するための定義を選択します。
多重スキャンについてはスキャン回数を設定できます。
回数が多くなればなるほど精密なベクター画像になります。
ただし比例して画像は重くなります。

pass02
今回は多重スキャン→色で、スキャン回数は8回
平滑化のチェックを外します。背景を削除にチェック
OKをクリックします。
元画像の上にグループ化されたトレース画像が表示されます。
それを移動させたのが一番上の画像の右の画像です。
比べつ見れば分かる通り綺麗なベクター画像になります。
単純なイラスト系の画像の方が綺麗に出力できます。

pass03
色の多重スキャンというのは
スキャン回数分の単一色をそれぞれレイヤーに振り分け
重ね合わせて再現しています。
つまり8回のスキャン回数は8つのレイヤーが重なっています。
それぞれのレイヤー画像がパス化されたベクター画像です。
ベクター画像を指定して、オブジェクト→グループ解除
それぞれのレイヤーを見てみましょう。

 pass04
左のツールから「ノードツール」(ノードでパスを編集)をクリック
それぞれのレイヤーをクリックすると
パス化されているのが解ると思います。
パス化されているのですから、自由なさらに編集が可能です。
パス化とはつまりベクター画像化するという事です。
ベクター画像はいくら拡大しても鮮明です。
アウトラインという言い方もあります。


●管理人のホームページ 「SugarMoon PC サポート札幌」 
 

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